Figmaでのデザイン制作において、グリッド設定は非常に重要な役割を果たします。しかし、初心者の方にとってはその設定方法や活用方法が分かりにくいこともあります。この記事では、Figmaでのグリッド設定の基本から、デザインスタイルに合わせた最適な設定方法までを詳しく解説します。
1. はじめに
1-1. Figmaでのグリッド設定の重要性
Figmaでのデザイン作業では、グリッド設定が非常に重要です。グリッドは、デザイン要素の配置を均一に保つだけでなく、視覚的なバランスを向上させます。これにより、どのようなデバイスサイズでも美しく見栄えするデザインを実現できます。特にレスポンシブ対応が求められる現在、初期設定段階でのグリッド作成は作業の効率を大幅に向上させるポイントとなります。
例えば、デスクトップデザインでは1440×1024のフレームが一般的ですが、よりトレンドに合ったサイズ、たとえば1280×800などにカスタマイズすることも可能です。この柔軟性が、Figmaの大きな魅力です。
1-2. グリッド設定を行う理由とデザインへの影響
グリッド設定を行う理由の一つは、視覚的な整合性を保つことです。デザインがグリッドに沿って整然と並ぶことで、ユーザーにとって読みやすく、操作しやすいインターフェースを提供できます。また、チームで作業する際も、共通のグリッド設定を使用することでデザインルールが明確になり、共同作業がスムーズに進行します。
特にレスポンシブデザインでは、グリッドの重要性が顕著です。異なるデバイスサイズに適応するためのフレームを設定し、それぞれに適切なグリッドを適用することで、デザインがブレることなく維持されます。このように、グリッド設定は、単なるガイドラインではなく、デザインの品質を左右する重要な要素と言えます。
1-3. 本記事の目的と構成
本記事では、Figmaにおけるグリッド設定の基本的な方法から、より高度な使い方までを詳しく解説します。具体的には、以下のトピックを扱います:
- 基本的なグリッドの設定方法と、その応用テクニック
- レスポンシブデザインに対応したフレームとグリッドの使い分け
- デザイン作業を効率化するためのグリッドスタイルの登録と管理
これらを通じて、Figmaを使用する際に必要なグリッド設定のスキルを習得し、デザイン作業をより効率的かつ効果的に進めることを目指します。初心者から中級者まで幅広い読者に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
2. Figmaでグリッドを設定する方法
Figmaでデザインを始める際、まずレイアウトグリッドを設定することで、より整理されたデザインを効率よく作成できます。ここでは、フレームのサイズ設定からグリッドのカスタマイズ、他のデザインツールとの違いまで、初心者でもわかりやすく解説します。
2-1. フレームのサイズ設定
デザインの基盤となるフレームのサイズは、使用するデバイスに合わせて決める必要があります。Figmaでは、デフォルトで用意されたサイズから選択するか、カスタムサイズを入力できます。例えば、1440×1024や1280×800など、よく使われるサイズを基準に設定するのが一般的です。
フレームサイズを設定するには、「フレーム」ボタンをクリックしてメニューを表示し、適切なサイズを選びます。これにより、デザインの出発点をスムーズに設定できます。
2-2. レイアウトグリッドの追加方法
グリッドを追加するには、右側の「レイアウトグリッド」セクションで「+」ボタンをクリックします。この操作で、初期設定の方眼グリッドがフレームに適用されます。ここからカスタマイズを行い、必要な構造を作り上げましょう。
例えば、グリッドの種類として「列」を選択することで、縦の線が規則的に配置され、デザインに一貫性を持たせられます。
2-3. グリッドの基本設定:列、余白、ガターの調整
Figmaのグリッド設定では、以下の項目を調整できます:
- 列数: 例として、一般的な12カラムの構成を選択します。
- 余白(マージン): フレームの左右に均等なスペースを確保します。
- ガター: 各列間の間隔を調整します。
例えば、12カラムの設定では、余白やガターを26pxとすることが推奨されています。これにより、視覚的なバランスが取れたデザインが可能になります。
2-4. グリッド数と設定の推奨値(12カラム、16カラム、8カラム)
一般的に使用されるカラム数には、以下のような推奨値があります:
- 12カラム: Webデザインの標準。レスポンシブデザインにも対応しやすい。
- 16カラム: より詳細なレイアウトが必要な場合に使用。
- 8カラム: モバイルデザインに最適。
プロジェクトに応じてこれらを使い分けることで、デザインの柔軟性を向上させることができます。
2-5. 他のデザインツールとの違い:Figmaのグリッドの特徴
Figmaのグリッド設定は、他のデザインツールと比べて以下の点で優れています:
- リアルタイム編集: チームメンバーと同時にグリッド設定を調整できます。
- スタイル登録機能: グリッドスタイルを保存し、どのプロジェクトでも再利用可能。
- レスポンシブ対応: デバイスごとに柔軟なグリッド設定が可能。
これにより、デザインの一貫性を保ちながら、効率的にプロジェクトを進めることができます。
ぜひFigmaのグリッド機能を活用して、洗練されたデザインを作り上げてください。
3. Figmaのグリッドでよく使うデザインスタイル
3-1. Bootstrapスタイルの12カラムグリッド設定
Figmaでデザインを始める際、Bootstrapスタイルの12カラムグリッドを設定することは非常に便利です。12カラムはデザインの汎用性が高く、レスポンシブデザインにも最適です。
設定方法は以下の通りです。まず、「レイアウトグリッド」の+ボタンをクリックして、列数を12に設定します。さらに、余白やガター(列間のスペース)も調整可能です。例えば、余白とガターの値をそれぞれ26pxに設定すると、デザインのバランスが取りやすくなります。色や透過度もカスタマイズできるので、作業に応じて変更してください。
この設定を保存しておくと、Bootstrapフレームワークを基にしたレイアウトがスムーズに進みます。また、視覚的なガイドラインが明確になることで、デザイン全体の一貫性を保つことが可能です。
3-2. デスクトップ用、モバイル用のグリッド設定例
デスクトップとモバイル向けのグリッド設定は、それぞれのデバイスサイズに応じてカスタマイズすることが重要です。例えば、デスクトップの場合、Figmaのデフォルトフレームサイズである1440×1024pxを基に設定するのがおすすめです。一方、モバイル用には、375×667pxなど、一般的なスマートフォンサイズを選択します。
具体的な手順としては、デスクトップサイズのフレームを作成し、必要に応じて[Alt]+ドラッグでコピーを作成します。その後、「フレーム↓」ドロップダウンメニューから適切なデバイスサイズを選択します。この方法を使えば、デバイスごとの最適なレイアウトを簡単に設計することができます。
3-3. ピクセル密度やレスポンシブ対応のグリッド設定
ピクセル密度を考慮したレスポンシブデザインには、デバイスに応じたグリッド設定が欠かせません。Figmaでは、1つのフレームを元に複数のサイズのフレームを作成し、異なるグリッドを適用することで効率的に対応できます。
例えば、タブレットサイズでは768px幅のフレームを作成し、グリッド数を編集することでデザインを調整します。このとき、レイアウトグリッドの色を変更して、異なるデバイス向けのデザインを見分けやすくすると良いでしょう。
また、ピクセル密度に応じた適切なスケールを設定することで、より高解像度のデバイスにも対応できます。これにより、ユーザー体験が向上し、デザインの品質が一段と高まります。
3-4. マテリアルデザインとFigmaのグリッドの相性
Figmaのグリッドは、Googleが提唱するマテリアルデザインと非常に相性が良いです。マテリアルデザインのガイドラインに基づいたグリッドを使用することで、統一感のあるデザインを実現できます。
例えば、マテリアルデザインでは、8pxグリッドシステムが推奨されています。この設定をFigmaで行うには、「レイアウトグリッド」の種類を方眼紙に変更し、サイズを8pxに設定します。この設定により、コンポーネントや間隔をガイドライン通りに配置でき、デザインの整合性が向上します。
さらに、マテリアルデザインに沿ったカラーパレットや影の設定も活用すると、直感的で魅力的なUIが作成可能です。Figmaの柔軟なカスタマイズ機能を使って、ガイドラインを効率よく取り入れましょう。
4. より便利に使うためのFigmaグリッド活用テクニック
4-1. グリッドを複数のデバイスサイズに合わせる方法
Figmaでは、デバイスごとの異なるサイズにグリッドを最適化することが重要です。まず、Figmaの「フレーム」オプションを使用してデバイスサイズを設定します。例えば、デスクトップ用には1280×800や1440×1024などの解像度を選択することが一般的です。
次に、「レイアウトグリッド」の設定を行います。例えば、モバイルサイズではカラム数を6に設定し、余白やガターの値を調整することで、デバイスに適したデザインが可能です。この設定を応用して、複数のデバイスサイズに対応するグリッドを作成し、それぞれのフレームに適用することで、一貫したデザインを保つことができます。
4-2. 右・左余白(マージン)の詳細設定
グリッドの余白(マージン)は、デザインの見栄えやバランスに大きく影響します。Figmaでは、「右揃え」や「左揃え」を利用して簡単に余白を設定できます。
右余白を設定する場合は、レイアウトグリッドの「数」を1に設定し、「右揃え」を選択します。ガター(間隔)を適宜調整し、視覚的にわかりやすい色を設定することで、余白が明確になります。同様に、左余白も「左揃え」を選び、同じ手順で設定します。
これにより、デザインの余白部分が正確かつ一目で理解しやすくなります。
4-3. より精密なガター調整:数値を微調整する方法
ガターとは、カラム間の間隔を指し、デザインの見た目や要素の配置に大きな影響を与えます。Figmaでは、レイアウトグリッドの設定画面でガターの数値を直接入力することで、精密な調整が可能です。
例えば、ガターを26pxに設定する場合、「カラム数」や「余白」とのバランスを考慮して微調整します。具体的には、デザインが混雑して見える場合はガターを広げ、空間を効率的に活用します。反対に、要素が離れすぎている場合はガターを狭めます。
このように細かな調整を行うことで、プロフェッショナルなデザインが実現します。
4-4. グリッドの色や透過設定を使って視覚的に見やすくする方法
視覚的にわかりやすいグリッド設定は、デザイン作業を効率化します。Figmaでは、グリッドの色や透過率を自由にカスタマイズできます。
例えば、背景が明るい場合にはグリッドの色を濃い青や緑に設定し、透過率を50%程度にすることで、デザインとのコントラストを高めることができます。逆に、背景が暗い場合は明るい色を選択することで視認性を向上させます。
このように適切な色と透過率を設定することで、作業効率が向上し、デザインプロセス全体がスムーズになります。
4-5. グリッドを手軽に登録して再利用する方法
頻繁に使用するグリッド設定は、Figmaの「スタイル」として登録することで、簡単に再利用できます。
手順としては、レイアウトグリッドの設定画面で「スタイル作成」を選び、カスタマイズした設定に名前を付けて保存します。これにより、新しいフレームを作成するたびに設定を繰り返す手間を省くことができます。
登録したスタイルは、必要に応じて呼び出せるため、複数のプロジェクトやデバイス間で一貫性を保つことが可能です。これにより、作業時間を短縮しながら、高品質なデザインを維持できます。
5. レスポンシブデザインとFigmaのグリッド
Figmaでは、レスポンシブデザインを効率的に行うために、グリッドを活用することができます。グリッドを正しく設定することで、デバイスサイズに応じた美しいデザインが実現します。本節では、レスポンシブデザインを支えるFigmaのグリッド設定の基本から、デバイスに応じた編集方法、さらにはメディアクエリとの連携までを解説します。
5-1. レスポンシブデザインに対応するグリッド設定
レスポンシブデザインを実現するためには、まずFigmaの「レイアウトグリッド」を設定する必要があります。この機能を活用することで、デザイン要素がどのデバイスでも均等に配置され、使いやすいレイアウトを作成できます。
例えば、Figmaではデフォルトのフレームサイズとして「1440×1024」が推奨されていますが、最近の標準的な横幅である「1280×800」を使用することも多いです。設定する際は、以下のステップを参考にしてください:
- 「レイアウトグリッド」パネルを開き、+ボタンをクリックします。
- 「列」を選択し、カラム数を12に設定します。これにより、Bootstrapのような12カラムのグリッドが作成されます。
- 「余白」と「ガター」の値を、それぞれ26pxに設定するとバランスの良いデザインが可能です。
こうして設定したグリッドは、視覚的な一貫性を保ちながら、様々なデバイスサイズに対応できるデザインの基盤となります。
5-2. デバイスサイズに応じたグリッドの編集方法
デザインをレスポンシブにするためには、ターゲットとなるデバイスごとにグリッド設定を調整する必要があります。例えば、スマートフォン、タブレット、デスクトップといった異なるデバイスに応じてフレームをコピーし、それぞれのサイズに合わせたグリッドを設定するのが一般的です。
以下の手順でグリッドを調整します:
- フレームを選択し、右クリックで「フレームを複製」します。
- フレームサイズをスマートフォン用(例:375×812)やタブレット用(例:768×1024)に変更します。
- 「レイアウトグリッド」を開き、カラム数や余白の値を調整します。例えば、スマートフォンではカラム数を6にするのが適切です。
これにより、各デバイスに最適化されたデザインを効率的に作成できます。
5-3. メディアクエリとの連携方法
Figma自体にはメディアクエリ機能はありませんが、作成したデザインをWeb実装に移す際に、グリッドの設定を活用することでスムーズな連携が可能です。
例えば、12カラムのグリッドを利用した場合、以下のようにCSSのメディアクエリを設定できます:
@media (max-width: 768px) {.container {grid-template-columns: repeat(6, 1fr);}}
このように、Figmaで設定したグリッドを基準に、CSSでレスポンシブなデザインを実現することが可能です。適切に連携することで、デザインと実装の一貫性が高まり、効率的なワークフローが実現します。
以上の手法を駆使して、Figmaのグリッド機能を最大限に活用し、レスポンシブデザインを実現しましょう。
6. Figmaでのグリッドスタイルの管理と活用法
6-1. グリッドスタイルの登録と作成方法
Figmaでは、グリッドスタイルを登録しておくことで、新しいプロジェクトやフレームを作成するときに手軽に適用できます。まず、グリッドを設定するには、レイアウトグリッドの設定メニューを開きます。「+」アイコンをクリックし、新しいグリッドを追加します。
例えば、一般的な12カラムグリッドを作成する場合、以下のような設定がおすすめです。
- 列の数: 12
- 余白: 26px
- ガター: 26px
このようなグリッド設定を行うと、レスポンシブデザインや複数デバイス対応の設計が容易になります。設定後は、「グリッドスタイル」のメニューにある「スタイルの作成」をクリックして、任意の名前を付けて保存してください。
6-2. 複数のプロジェクト間でグリッドスタイルをシェアする方法
登録したグリッドスタイルは、チームメンバーや異なるプロジェクトで簡単に共有できます。これにより、デザインの一貫性を保ちながら効率的な作業が可能になります。
共有するには、まずスタイルを作成し、それをFigmaの「チームライブラリ」に保存します。ライブラリを有効化すると、同じチームのメンバーが簡単にスタイルを適用できます。特に、複数のデバイスや異なるフレームサイズで一貫性のあるレイアウトを維持する場合に便利です。
また、チームライブラリでグリッドスタイルを更新すれば、すべての関連プロジェクトに自動的に反映されるため、常に最新のデザイン基準に基づいて作業を進められます。
6-3. グリッドスタイルを保存して、ワークフローを効率化する方法
効率的なデザインワークフローを構築するためには、グリッドスタイルの保存と適切な活用が重要です。保存したスタイルは、新しいフレームやプロジェクトに迅速に適用できるため、作業の初期段階での時間短縮につながります。
保存されたグリッドスタイルを適用するには、フレームを選択し、「レイアウトグリッド」メニューの4つの点アイコンをクリックします。次に、リストから希望するスタイルを選択すれば完了です。これにより、設定の手間を省き、デザインに集中することができます。
さらに、カスタムグリッドスタイルを作成してプロジェクトに合わせた設定をすることで、複雑なレイアウトデザインもスムーズに進行できます。このようにグリッドを適切に活用することで、Figmaでのデザインプロセスを大幅に効率化できます。
7. 実践的なFigmaグリッドの使い方
7-1. フレームごとに異なるグリッドを設定する方法
Figmaでは、各フレームに個別のグリッドを設定することで、デザインの柔軟性を高めることができます。例えば、デスクトップ用デザインでは12カラムグリッドを設定し、モバイル用では6カラムグリッドを使用することで、異なるデバイスに適応したレイアウトを構築できます。
設定は簡単です。フレームを選択し、「レイアウトグリッド」の「+」ボタンをクリックします。その後、列数やガター幅、余白を調整してください。デスクトップ用には、12列でガター幅と余白を26pxに設定するのが一般的です。一方、モバイル用は6列で設定するとバランスが良いでしょう。
これにより、同じプロジェクト内でデバイスごとに最適なデザインを作成でき、デザイナーや開発者とのスムーズな連携が可能になります。
7-2. 複数のデザインにグリッドを適用する際のヒント
複数のデザインにグリッドを適用する場合、効率的に作業するためのヒントがあります。それはグリッドスタイルを登録することです。一度設定したグリッドをスタイルとして保存することで、新しいフレームに簡単に適用できます。
登録方法は、レイアウトグリッドのオプションメニューから「スタイルを作成」を選択し、名前を付けて保存するだけです。例えば、「デスクトップ12カラム」や「モバイル6カラム」など、用途ごとにスタイル名を付けるとわかりやすくなります。
登録したグリッドスタイルは、他のプロジェクトでも使い回しが可能です。これにより、デザインの統一性を保ちつつ、作業時間を大幅に短縮できます。
7-3. UIコンポーネント設計時にグリッドをどう活用するか
UIコンポーネントを設計する際にグリッドを活用することで、整然とした美しいレイアウトを実現できます。特に、ボタンや入力フィールドなどの要素は、グリッドに沿って配置することで、デザインが視覚的に調和します。
例えば、12カラムのグリッドを使用し、ボタンの幅を3カラム分に設定することで、余白や整列が自然に決まります。これにより、異なるサイズのコンポーネントを統一的に配置することが可能です。また、Figmaの「スナップ機能」を活用すると、グリッドに沿った正確な配置が簡単になります。
こうしたグリッドベースのデザインは、開発時のコーディングでも助けとなり、レスポンシブデザインの構築がスムーズになります。
7-4. 視覚的に魅力的なデザインを作るためのグリッド活用法
視覚的に魅力的なデザインを作るには、グリッドをただのガイドラインとして使うだけでなく、クリエイティブなアプローチを取り入れることが重要です。例えば、グリッドを使って対称性を強調したり、非対称的なレイアウトで視覚的な動きを出すことが可能です。
また、色の使い方や余白のバランスも重要です。グリッドのガイドラインを参考にしながら、背景やコンテンツエリアに適切な余白を設けることで、デザイン全体が整理され、視認性が向上します。
さらに、グリッドのカラム幅を意図的に変えることで、ユーザーの目を引く強調ポイントを作ることができます。このように、グリッドは単なる配置ツール以上の役割を果たし、デザインにおける創造性を引き出す助けとなります。
8. よくある質問とトラブルシューティング
8-1. グリッドが表示されない場合の対処法
Figmaでグリッドが表示されない場合は、まず「レイアウトグリッド」の設定が正しく行われているかを確認しましょう。「レイアウトグリッド」を表示するには、フレームを選択した状態で右側のプロパティパネルを確認し、「+」ボタンをクリックしてグリッドを追加する必要があります。これにより、グリッドがフレーム上に表示されます。
それでもグリッドが見えない場合は、以下の点をチェックしてください:
- グリッドの色や透過率が低すぎて見えなくなっている可能性があります。色や透過率を調整して、見やすくしましょう。
- フレーム自体が選択されていない場合、グリッドは表示されません。必ずフレームを選択してください。
- グリッドの種類が「列」「行」など正しい形式で設定されていることを確認してください。
これらを試しても解決しない場合、Figmaのキャッシュをクリアしたり、最新バージョンへアップデートすることで問題が解決することがあります。
8-2. グリッドの数値設定で困った時の解決法
グリッドの数値設定で悩むことはありませんか?特にカラム数やガター幅、マージンをどのように決めるべきかは、デザインの目的によって異なります。以下のポイントを参考に設定を見直しましょう。
デフォルト設定の活用:例えば、12カラムの設定はレスポンシブデザインで一般的に使われる形式です。「カラム数12」「ガター幅26px」などの設定は、初心者でも扱いやすい基本値です。これらを元に微調整すると効率的です。
数値の変更方法:「レイアウトグリッド」の設定画面で、数値を変更することができます。具体的には:
- カラム数:ウェブデザインの場合は12カラム、モバイルでは4〜6カラムが推奨されます。
- ガター幅:デザインの一貫性を保つために20〜30px程度に設定しましょう。
- マージン:左右対称にすることで、視覚的なバランスを保つことができます。
これらの設定を適切に行うことで、より洗練されたデザインを実現できます。
8-3. レスポンシブデザインにおけるグリッドの問題点とその解決法
レスポンシブデザインでは、デバイスごとにグリッド設定を調整する必要があります。しかし、これが手間と感じる方も多いでしょう。ここでは、よくある問題とその解決法をご紹介します。
問題点1: デバイスサイズごとのグリッド調整が面倒デスクトップ、タブレット、スマートフォンといった複数のデバイスサイズに対応するには、フレームを複製し、それぞれのサイズに合わせてグリッドを再設定する必要があります。
解決法:「レイアウトグリッド」のスタイルを登録することで、効率化が図れます。具体的には、登録済みのスタイルを呼び出すことで、新規フレームでもすぐにグリッドを適用できます。これは、デバイスごとに統一感のあるデザインを作成する際に非常に便利です。
問題点2: グリッド幅がデザインに合わない画面幅が狭いデバイスでは、グリッドが詰まりすぎたり、逆に広すぎると感じることがあります。
解決法:「グリッド数」や「ガター幅」を柔軟に調整してください。例えば、スマートフォンではガター幅を10px程度に設定し、カラム数も4〜6に減らすことでバランスが良くなります。
これらの工夫を取り入れることで、レスポンシブデザインにおけるグリッドの課題をクリアし、スムーズな作業が可能になります。
9. まとめ
9-1. Figmaグリッド設定のポイントと活用法
Figmaでデザインを進める際、最初にレイアウトグリッドを設定することが重要です。これにより、デザイン全体の一貫性を保ちながら、さまざまなデバイスサイズで見栄えの良い仕上がりを実現できます。
設定の基本は、列数、余白(マージン)、そしてガター(カラム間のスペース)の3つです。例えば、12カラムを設定し、余白とガターを同じ26pxにすることで、視覚的なバランスが整います。また、配色や透過率を調整することで、作業中の視認性を向上させることも可能です。
さらに、グリッド設定を「スタイル」として登録することで、複数のフレームに簡単に適用できます。これはプロジェクト全体で統一感を保つうえで非常に便利です。設定したスタイルは、レイアウトグリッドのメニューからいつでも呼び出せます。
9-2. グリッドの基本を押さえたデザイン作成のコツ
グリッドを効果的に活用するには、デバイスサイズに応じた設定が鍵となります。例えば、デスクトップ用デザインでは1440px幅のフレームを用いることが多いですが、時代やプロジェクトに応じて1280pxやその他のサイズを選ぶことも重要です。
また、レスポンシブデザインを意識する際は、各デバイスごとにフレームをコピーし、それぞれのデバイスに適したカラム数や余白を設定しましょう。これにより、ユーザーが異なるデバイスで閲覧した際も、一貫性のあるデザインが提供できます。
デザイン作成時には、要素をグリッドに沿って配置することで、自然と視覚的な整列が保たれます。特に、重要なコンテンツやボタンをカラムの中央に配置することで、ユーザーの視線を効率的に誘導できます。
9-3. よく使われるグリッド設定とその使い分け
プロジェクトに応じて使い分けるべきグリッド設定の例として、以下のようなものがあります。
- 12カラムグリッド: 一般的なウェブデザインやアプリケーションUIに適用される標準的な設定。
- 8カラムグリッド: 小型デバイスやシンプルなレイアウトに適した設定。
- 4カラムグリッド: ミニマルデザインや特定のコンポーネント配置に効果的。
これらの設定を適切に使い分けることで、ユーザー体験を向上させつつ、デザインの制作効率も高めることができます。例えば、広い画面を持つデスクトップでは12カラムを使用し、モバイルでは4カラムに切り替えることで、無駄のないデザインが実現します。
また、グリッド設定をデザインガイドラインの一部として明確化し、チームで共有することも重要です。これにより、プロジェクト全体で統一感を保ちながら、効率的なコラボレーションが可能になります。

